ゼルローランドチューニングPOP-R蘇らせるプロジェクト

ゼルローランドさんのチューニングしたPOP-R 知ってます?
日本でもハンクルの泉さんの作るハンクルPOP-Rが有名ですよね
すごく釣れるんですって、どんなものかって言うのを簡単にご説明致します。
1980年代中盤アメリカのトーナメントシーンで脚光を浴びたPOP-Rゼルローランドチューニングモデル。
ゼルローランドは2ndボディーの肉厚ブランクの特徴を生かしよりSPLASHを強く出す為にカップを削り
より軽快にアクションさせる事を目指しボディー全体のシェイプを極限まで落としました。
当時このチューニングPOP-R はシークレットベイトされゼルに偉大な功績を残しました。
ゼルのチューニングPOP-R は当時、600ドル程のプレミアでトーナメンターの間で密かに取引されたそうです。
水深4m以上のバスを浮かせ、バイトまで誘い出す今では当たり前の様に使われている言葉Calling up の元祖とも言える効果を産み出しました。
同時期にアメリカにトーナメント参戦していた泉和摩氏のリアルフィニッシュに感動したゼルローランドが
自ら泉氏に自分のチューニングモデルの改造方法を詳しく伝え製作依頼した事で後のPOP-R 泉バージョンが誕生しました。
アメリカのトッププロと日本の最高峰のビルダーとの正に日米合作の名作が生まれた訳です。
世間では泉氏の手が加わっている事でハンクルPOP-R と言う表現で伝わりましたが
泉氏は敢えてハンクルではなく泉バージョンと呼んでいます。
その意図は、本家アメリカのレーベルのルアーをゼルローランドが別物のルアーに変えた事への泉氏の本国に対する敬意が現れています。
実際のPOP-R 泉バージョンにはHMKL と言う文字は入ってません。左手側にPOP-R
右側にIzumiとサインがなされております。

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